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診療案内
Treatment小児科
小児科は、子どものさまざまな病気や健康問題に対応する診療科です。
子どもの病気は、大人とは異なる点もあるため、体調や熱、顔色など日頃からしっかり観察することが重要です。発熱や咳、鼻水、腹痛、嘔吐、下痢、発疹といった症状が見られたり、「いつもと比べて元気がない」「食欲が落ちている」など、気になることがあれば、何でもお気軽にご相談ください。

診察対象となる主な症状
- 発熱
- 咳、鼻水
- のどの痛み
- 喘鳴(ゼーゼー)
- 嘔吐・下痢
- 発疹
- 便秘
- 成長に関すること
- 育児に関すること など
主な治療方法
お子さまの状況・症状に応じた治療を行います。お薬が必要かどうかを判断し、必要な場合にはお子さまが服用しやすいお薬を選んで処方しております。
アレルギー診療
食物アレルギーとは、特定の食べ物に対して免疫系が異常な反応を示すことで引き起こされる健康状態です。本来、無害な食物成分(通常はタンパク質)に対して免疫系が過剰に反応し、アレルギー症状を引き起こします。これには、じんましん、かゆみ、腫れ、腹痛、吐き気、呼吸困難、重篤な場合にはアナフィラキシーショックと呼ばれる命に関わる反応などが含まれます。

食物アレルギーで引き起こされる主な症状
- 皮膚症状:じんましんやかゆみ、湿疹、赤み
- 消化器症状:腹痛、吐き気、嘔吐、下痢
- 呼吸器症状:くしゃみ、鼻水、鼻づまり、咳、喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒューした呼吸)、呼吸困難
- 口腔症状:口や喉のかゆみ(イガイガ)、腫れ、唇の腫れ
- アナフィラキシー:血圧の低下や意識の低下、呼吸困難などが急速に進行。命に関わることもあるため、緊急の対応が必要です。
食物経口負荷試験について
食物アレルギーの診療として「食物経口負荷試験」を積極的に実施しております。食物経口負荷試験とはアレルギー食物または疑わしい食物をクリニック内で摂取していただく試験です。その影響を観察することで、アレルギーの有無や程度、安全に摂取可能な量などを確認することができます。
気管支ぜんそくは、アレルギー体質を背景とした気道の慢性炎症です。このため、さまざまな刺激によって気道が収縮してしまいます。その結果、呼吸がしにくくなり、咳や喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒューと音を立てる呼吸)、息切れなどの症状(発作)が現れます。日頃の管理が重要です。

診察対象となる主な症状
- 咳
- 喘鳴(ぜんめい)
- 呼吸困難
- 胸の圧迫感
- 疲労感 など
主な治療方法
気管支ぜんそくの基本的な治療は、炎症を抑えるお薬(吸入ステロイド、内服薬など)を毎日使用して気管の状態を正常にすることです。症状が落ち着かない場合、注射のお薬(抗体製剤)を使用することもあります。発作時には気管支拡張薬が主流になりますが、炎症が強い場合は内服や張り薬、さらには点滴治療を行うこともあります。
アトピー性皮膚炎は、皮膚のかゆみと炎症が繰り返し現れることを特徴とする疾患です。症状の重さや部位は個人によって異なります。多くの方はアレルギー体質をもっておられ、「アレルギーマーチ」という他のアレルギー疾患につながる可能性があるため、できるだけ早期に症状の落ち着いた状態を目指します。多くの方は皮膚のバリア機能が低下しているため、適切なスキンケアも重要です。

診察対象となる主な症状
- かゆみ
- 赤み
- 乾燥している
- 湿疹
- ジュクジュクしている など
主な治療方法
アトピー性皮膚炎の治療は、主にスキンケア、外用薬・内服薬などを用いた治療、悪化因子の対策(生活習慣の見直しなど)を行います。それぞれの患者さまごとに、炎症の強さと範囲にみあった外用方法をお伝えします。スキンケアについては皮膚を清潔に保ち、入浴後は保湿をしっかりと行うことが重要です。炎症が強く落ち着かない場合は、全身療法(内服・注射)を検討します。
花粉症、アレルギー性鼻炎・結膜炎はいずれもアレルギー反応が原因です。花粉症は特定の季節に植物の花粉で引き起こされ、くしゃみや鼻水、目のかゆみが主な症状です。アレルギー性鼻炎は花粉やハウスダストなどに反応し、くしゃみや鼻づまりが見られ、年間を通じて症状が続く場合もあります。アレルギー性結膜炎は目の結膜が炎症を起こし、かゆみや充血が生じます。

診察対象となる主な症状
- くしゃみ
- 鼻づまり、鼻水
- 目のかゆみや充血
- 倦怠感や集中力の低下
- 水っぽい鼻水
- 目のゴロゴロ感 など
主な治療方法
薬物療法として、抗アレルギー剤の内服や点鼻薬、点眼薬で症状を抑えます。ダニアレルギーやスギ花粉症に対しては、体質改善を行う治療「舌下免疫療法」も行っています。
予防接種・乳幼児健診
いそがしい子どもや保護者さまでも接種できるよう、時間や曜日の制限はありません。準備のため予約制になりますので、2日前までにご予約いただいてからご来院ください。
定期接種
- B型肝炎
- ロタウイルス
- 肺炎球菌
- 五種混合
- 二種混合
- BCG
- MR(麻疹・風疹混合)
- 水痘(みずぼうそう)
- 日本脳炎
- ヒトパピローマウイルス(HPV)
任意接種について
- インフルエンザ
- 新型コロナウイルス
- おたふくかぜ など
※料金については適宜お問い合わせください。
当日の持ち物
(健康保険証)
(予防接種以外の診療もご希望の方)
アプリ
乳幼児健診とは、身体の健康・栄養状態や発育・発達状況などの確認・相談等を目的として行われる健診です。対象は生後1か月、生後9〜10か月ごろのお子さんになります。曜日や時間の指定はございませんが、予約制になりますので、ご予約いただいてからご来院ください。
当日の持ち物
(予防接種以外の診療もご希望の方)
アプリ
検査・診断
血液検査

院内で簡便な血液検査を実施しています。アレルギー検査など、そのほかの詳しい検査については外部検査会社と連携して実施しています。
尿検査

尿を少量検査することで間接的に腎臓や膀胱などの様子を判断します。
各種ウイルス迅速検査

感染症の原因について、速やかに判断できます。
インフルエンザ画像診断
「nodoca」

6歳以上の患者さまを対象に、AI搭載インフルエンザ画像診断機器『nodoca』を導入しています。測定開始からわずか数秒から十数秒の短い時間で結果が判定できるため、患者さまのご負担や痛みが軽減されます。
同時多項目PCR検査

感染症について一度に15の病原体について調べることができるため、詳しく原因を検索したい場合に役立ちます。
呼吸機能検査
(呼吸機能測定装置、一酸化窒素ガス分析装置)

気管支ぜんそくなどの患者さまについて、こまかく肺や気管支の様子をみることができる機器です。日々の治療を適切に調節するために行います。
ドロップスクリーン検査

指先からの採血で複数のアレルゲン(アレルギーの原因物質)について調べることができる検査機器です。測定はおよそ30分で完了し、検査当日に結果をお伝えすることが可能です。
※結果によっては、追加で詳しい血液検査をおすすめする場合があります。